推薦入試を受ける中学三年生が言いました。「昨日の面接の練習は、最悪でした。それまで覚えたことを全部忘れてしまいました。」面接用に覚えるという作業を、私はどうしても好きになれません。聡明な学校の先生方が、受験生のために「こう言った方がいい」とすすめて、それを暗記して、聞かれたらそれを吐き出す。どうも好きになれません… 高校入試の面接官は、その高校の先生だと思います。自分の職場である高校に通ってほしい生徒なのかを見ているので、正しいことよりは自分の思いを伝えることの方が大切な気がしますし、そんなに中学三年生ですごい立派なことを言う必要はないと思うのですが…

そんなわけで、学校のホームページとオープンスクールで配布された学校案内を、何度も読んで欲しい、何が自分にとって魅力的なのかを説明してほしい、他の似たような学校と比べてもいい。大切なのは三年間自分が通う場所で、おそらくは最後の「同級生」といえるような人たちと出会って過ごすことができる最高の輝ける場所になるということ。だから、「十分な時間をかけて」大切な時間を過ごす場所のことを知って、面接に挑んで欲しい。ここがいい!これって最高!そんな部分があるのなら、面接ですべて忘れることはなくなるのではないかと思います。面接で、自分の思いを共有してもらう!そう思っていれば、面接官を仲間のように感じれると思うのですが…まあ、きれいごとに聞こえてしまうのかもしれません。

昨日、他の生徒と面接の練習をしていました。あなたは将来何をしたいのか。という質問に対し、生徒が答えてくれました。それについての感想をいうと、面接用のしおりには、「解答例」というものがあり、それを見ながら、「でも、解答例には~とあるので…」といいます。解答例…それは自分の思いなのか、面接って何なのか、正解があってそれを探すのが大切なのか、まあ、私の感覚が古いだけなのかもしれない… 少し荒涼とした気分でした…

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