西日本新聞によれば、北九州市立の小中学校で不登校になっている生徒が1946人で、過去最多だそうです。令和6年度5月1日時点での北九州市の小学校の児童数は43,306人、中学校の生徒数は22,059人ですので、合計65,365人。1,946÷65,365≒0.03。全員が市立学校に行っているわけではないと考えると、3~5%の児童・生徒が不登校ということになります。ですので、1クラスにつき1人の不登校の児童・生徒がいるということになります。全国でみてみますと、2023年度の日本の小中学校における不登校児童生徒の割合は約3.7%になるようです。この数値は11年連続で増加しており、過去最多を更新しています。
不登校の要因ですが、「学校生活に対してやる気が出ない」「不安・抑うつ」「生活リズムの不調」などが挙げられていました。また、高等学校でも約6万8,700人が不登校となっており、こちらも過去最多を記録しているようです。原因の一つとして「いじめ」も大きな要因でしょう。今日はいじめに焦点を当ててみます。
いじめや不登校のようなニュースがあると、いじめを早期解決すべきだ、もっと学校がしっかり管理するべきだ、もっと生徒に寄り添った指導をしていくべきだ等々、無責任で抽象的な意見が出てきそうです。いじめという言葉を調べてみると、1980年代から頻繁に使用されるようになったようです。1983年11月に発行された『広辞苑』第3版では「いじめ」が見出し語として掲載されていないようですが、1991年11月の第4版で初めて見出し語として収録されたようです。
約30年以上前から問題視されてきた「いじめ」ですが、どうすれば解決できるのでしょうか。先生が、学校が努力すれば防げるのでしょうか。先生や学校が努力するとは、何をどのようにすることなのでしょうか。とても難しい問題です。でも、いじめている人は、分かっていて欲しいです。いじめられている人が負った心の傷は、何年たっても完治しないのだということを。そして、いじめた方も、自分のやったことが許される時が永遠に来ない、つまり、いじめた人を不幸にしたという負い目をずっと抱え続けないといけないということを。だれも幸せにならない「いじめ」がなくなって欲しい。心から、そう願います。


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