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情報が足りない

つぶやき

某月某日

とある小さな町に、兄弟の犬がいました。ある日、二匹は森の中で美味しそうな匂いを嗅ぎつけました。「きっと、この先にに甘い果物があるぞ!」と兄が鼻をヒクヒクさせます。「早く行こうよ、兄さん!」と弟も待ちきれません。二匹は匂いのする方へ駆け出しましたが、道の途中で分かれ道に差し掛かりました。

「どっちの道を行く?」と弟が尋ねます。兄は自信満々に言いました。

「こっちから強く匂うぞ!きっとこっちに果物があるに違いない!」

自信満々の兄とは違って、弟は少し不安気…。

「本当に?」

しかし、兄は弟の言葉に耳を貸さず、強く匂っている方の道へどんどん進んで行きました。弟は少し迷いましたが、結局兄の後を追うことにしました。 しばらく歩くと、二匹は開けた場所に出ました。しかし、そこに果物はなく、ただ枯れた木と少しの野草があるだけでした。

「あれ?おかしいな…」と兄は首をかしげます。

弟はが気になって少しだけ戻って探してみました。兄が選ばなかった方の道を進んだ別の犬が、甘い果物を見つけて喜んでいました。その犬は、匂いだけでなく、足跡や風の向きなど、可能な限り情報を集めて判断していたのです。がっかりした兄弟は、果物を見つけた狐に尋ねました。

「どうして、蜜がある場所が分かったの?」

その犬は言いました。「匂いも大切だけど、それだけじゃ分からないこともあるんだ。道の脇の草が少し倒れている方角や、微かに甘い風が吹いてくる方を注意深く見ていたんだよ。」

兄弟は、自分たちが一つの情報だけに頼って、他の大切な情報を見落としていたことに気づくことができました。この日以来、二匹は何かを判断する時、一つのことだけでなく、色々な情報を集めて考えるようになったそうな。

何かを判断するときに、情報が足りないと、間違った判断をしたり、せっかくのチャンスを逃してしまうことがあるといいます。今日はそんな話でした。

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