先日から少しずつ読んでいる、「天平の甍」(井上靖著)で、「寇す(こうす)」という言葉と出会いました。文脈上「攻め込んできて荒らす」という意味だと思い調べてみました。コトバンクによれば、「侵略する」という意味でした。『元寇』という言葉を中学の歴史の授業で習ったと思います。元が2度、日本に攻めてきたことを「元寇」という。そんな感じだったと思います。この「寇」という字が「侵略する」という意味であることを知り、なるほどなぁと思いました。知ると楽しい。分かって楽しい。
天平の甍は4分の1くらい進み、ようやく鑑真が登場します。作中では、鑑真は体が大きく声は低かった、その口調は魅力的だったとあります。教科書で小さな写真しか見たことがなかった人物の描写は新鮮で、好奇心がくすぐられます。やっぱり楽しい。鑑真は、中国の位の高い僧侶で、日本からの遣唐使は、日本に来て仏教の教え(戒法)を伝えてほしいとお願いします。木で作った船で荒れた日本海を風にのって渡るのは、本当に命がけだったといいます。その命がけの日本行きを鑑真は快諾します。日本へ自分たちが持っている知識を広めていきたい、そういった気持ちが航海への恐怖より勝っていたのでしょう。このような姿勢は、武士道や騎士道に通じるところがあるように感じました。知ると楽しい!現在2回目の航海が失敗に終わったところです。これからの展開が楽しみです。


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